私たちのこと 私たちのこと

私たちのこと


ALL AS ONE すべてはひとつに繋がっている

ALL AS ONE すべてはひとつに

繋がっている

みんな同じ、
一つひとつが尊い命

私たちは「“地球 自然 命”に心を寄せて生きていく」をコンセプトとして、保健所に収容されて消えそうな声なき命を救いだし、新たな幸せをつなぐ動物保護活動を2011年より(当初は個人登録にて)行ってきました。
活動拠点になる岡山県岡山市保健所(岡山市北区)に収容される犬は、近年では年間約150匹。岡山市と登録ボランティアが協力し、“殺処分0(ゼロ)”を目標に掲げ、命をつなぐ活動を続けています。

その成果もあり、2017年度に初めて殺処分が“0”を達成できました。現在もなお、継続中です。

岡山市保健所収容犬 年間約150匹 2017以降殺処分犬 0匹継続中 岡山市保健所収容犬 年間約150匹 2017以降殺処分犬 0匹継続中

私たちは当初より、老犬、病気・ケガがある犬、威嚇する犬、心を閉ざしている犬など、殺処分にもっとも近い命たちの最後の砦として活動を続けてきました。

また生まれて間もない命は、つねに見守りと授乳の必要性があるため、保健所収容のままでは生きていけません。授乳期・離乳期を経て譲渡できるまで、お世話を継続してきました。成長する命からはいつも勇気と感動をもらっています。

私たちは「目の前の命をあきらめない!」と誓い、命を守る活動をしています。

救い出した犬たちは、ボランティアメンバーで心のケアをしながらお世話をし、新しい家族の一員として迎えてくださる里親さまの元へつないできました。

また岡山市と協力して、人間に慣れておらず、里親を見つけることが難しい野犬のトレーニングを実施、官民が協力して動物にやさしい社会づくりの取り組みも行っています。

人間も動物もみんな同じ命。社会のかた隅で心を閉し、厳しい環境にいる動物たちを救う活動は、結果として私たち人間の社会も暮らしやすいものにしてくれると信じています。

動物たちの里親に興味をお持ちの方、また活動に興味をお持ちの方、ぜひご連絡ください。

代表メッセージ

ALL AS ONEのホームページをご覧いただきありがとうございます。

私は幼い頃から動物に心が動き、迷い犬や猫を拾って帰るような子どもでした。

高校生だった頃、どしゃぶりの雨のなか、下校中にどこからともなく聞こえてきたか細い猫の鳴き声。

声のする溝を覗くと、雨に濡れ、汚れてドブネズミのようになった1匹の子猫がいました。泥まみれで目も開かず、鳴き続ける小さな小さな子猫。

傘を差し掛け、傍らに座り、手を差し伸べようとした時、その子猫の中に深く吸い込まれ、子猫と同化したと感じたのはなぜだったのでしょうか。“この子は私そのものだ!!”と直感的に強く感じたあの瞬間を今も忘れることができません。私たちはみんな大きな宇宙の中で一緒につながっているんだと感じた瞬間でした。

以来、地球や自然、まわりの人々が元気になることを、気づいたことからできる範囲で実践してきました。

message

殺処分される動物たちを救う活動が始まったのは2011年の東日本大震災があった年の秋のこと。

たまたまSNS上で見かけた、岡山市保健所に収容中だった白い老犬の投稿がきっかけでした。悲愴感漂う老犬の瞳にくぎづけになり、殺処分が予定されているとの情報にいてもたってもいられずに、保健所まで会いに行ったことから動物保護活動がスタートしました。

その老犬を“ヤマト”と名付けて、友人や里親さんと協力しながらお世話を始めました。暗い地下室から太陽の下に立った時、“ヤマト”は表情が一変し、おぼつかなかった足取りが軽くしっかりしてきたことに私たちは感動しました。

ひとり暮らしだった里親さんにも変化がありました。ヤマトが来たことで笑顔が増え、ひとつの命を救った勇気と自信から、表情も動きもイキイキとされはじめたのです。ご近所でも評判になるほどでした。ヤマトは引き出しから3年余り、里親さんのもとでしっかり生き、命をまっとうすることができたのです。

活動のはじまりとなった“ヤマト”。忘れえぬ命です。それから、まわりの友だちや仲間、多くの里親様に助けられ、活動を継続してきました。

ALL AS ONEの命の活動の原点

保健所で最初に出会った保護犬。体がカチコチになり、歩く元気もありませんでした。引き取った後、「ヤマト」と名付けて、近所の方と一緒にお世話をすることに。彼がALL AS ONEの命の活動の原点です。

どんどん元気になったヤマト

保健所から引き出し、お日様の下で一緒に暮らすようになって、どんどん元気になったヤマト。その回復は驚くばかりでした。また里親さんの生活にもメリハリができ、ご近所さんとのおつきあいが増え、笑顔が多くなったことが印象的でした。

笑っているように見えるヤマト

笑っているように見えるヤマト。もともと老犬だったこともあって、保健所から引き出した後、3年ほどで生涯を終えました。最後まで里親さんに大切にしてもらい、穏やかな日々を過ごすことができました。ありがとう、ヤマト。

message

ALL AS ONEは小さな団体ですので、大きなことはできません。しかし尊い命を殺処分で終えるのではなく、命としてまっとうするための最後の砦でありたいと考えています。

私は“ALL AS ONE すべてはひとつに繋がっている”ということをいつも思っています。私の人生の根幹となる意識です。

あなたも私も、動物たちも同じ命。みんなが繋がっている。

私もあなたも動物たちも、今ある命はお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん…ずっとずっと連綿と続いている命のほんの先っぽですが、すべての命をもらって生きています。生きているということは愛情のかたまりのように思います。心から生かされていることに感謝でいっぱいです。

ALL AS ONEと一緒に人間にも動物にもやさしい社会を一緒に目指していきましょう。

ALL AS ONE 代表 田村 江里子

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